新メンバー発表

吉田雄悟、笠谷勇希の2名を選出

究極の日本人セーラーを探し求めて3ヶ月、この度ソフトバンク・チーム・ジャパンは、第35回アメリカズカップに向けて共に戦う仲間として、吉田雄悟と笠谷勇希の2名をセーリングチームに迎えることを発表します。

「選考会の1日目より、新規チームメンバーの2名となり得るポテンシャルを持った候補者が6名ほど目に付きました。その中でも、ユウキとユウゴは、あらゆる側面で特に抜きん出た成果を上げていました。彼らは全く異なったタイプのアスリートですが、ふたりともチームメンバーなるという強い意志を持っていました。」(選考を終えて、チームのCEO兼スキッパーであるディーン・バーカーのコメント)

吉田雄悟(31歳・写真左)は470級でオリンピック出場経験のあるセーラーで、2012年ロンドンオリンピックや、国際セーリング連盟主催のセーリング世界選手権などに出場しています。

笠谷勇希(26歳・写真右)は、有能なボート選手で、2009年よりボートの全日本大会に出場しており、最近ではコックスペアやダブルスカルの大会などにも出場しています。

2名とも、まもなくバミューダに移りチームに合流の上トレーニングを開始し、新たなレース用のヨットであるAC45Sでのセーリングを行うために必要なスタミナ作りやフィジカルの強化に励むこととなります。

AC45Sでのレースでは大きなパワーが必要とされます。新メンバーの2名は、ボートをコントロールする為に、20分間のレース中、絶え間なく水圧ポンプの操作を行うことになります。アメリカズ・カップのヨットレースにおいては、モーターエンジンを使うことは認められておらず、全ての作業が人力で行われるのです。

マルチハルのフォイリングヨットでの競技経験こそ無いものの、卓越した身体能力を備えた二人はソフトバンク・チーム・ジャパンにとって大きな戦力となるでしょう。この二人の参加により、更に速いレース展開や、複雑なヨット操作によい影響を与えてくれるはずです。

「賢くトレーニングを進めて行きたい」とチームのタクティシャン兼セーリングマネージャーのクリス・ドレーパーは言います。「ユウキとユウゴのゴールはそれぞれ少し違うところにあると思います。ユウゴのセーリング経験はチームの財産となります。彼のスキルをチームに伝えながら、フォイリングボートを理解していく必要があります。ユウキはボート経験で培った経験を活かしながらも、これまでの経験とは違う水上での競技について知識を積み上げて行って欲しいです。」

逗子で行われた新メンバー選考会では、22名の日本人アスリートが身体能力のテストやセーリングテストに参加しました。その顔ぶれは、オリンピックセーラーから、ラグビー、アメリカンフットボールの現役学生選手、プロリーグに所属したこともあるアイスホッケープレーヤー、バスケットプレーヤー、日本代表クラスのカヌー選手、そして学生時代にヨットに熱中し、現在は社会人として多忙な日々を送る商社マンや教師と、実に多種多様でした。

「チームにとっても素晴らしい時間となりました。選考会は大変価値ある3日間で、ユウキとユウゴは持てる力の全てを出し切りました。二人とも我々が求めていた以上のスキルセットを備えたアスリートです。この2名をチームメンバーとして新たに迎えられることを、チーム一同とても嬉しく思います。」(ソフトバンク・チーム・ジャパン)