吉田雄悟
リオで妻を応援

SoftBank Team Japan - Louis Vuitton America's Cup World Series Portsmouth
© Matt Knighton

ソフトバンク・チーム・ジャパンの2週間の夏休みが明けた今週、吉田雄悟は、毎晩テレビに見入っています。というのも彼の妻である吉田愛選手が、リオデジャネイロオリンピックに日本代表として出場しているからです。

 

吉田愛選手はパートナーの吉岡美帆選手とともに、セーリング女子470級に出場しています。一日目の試合を終えた今現在、暫定1位につけています。

 

吉田雄悟のセーリングキャリアにおける現在の目標は、アメリカズカップでの勝利に他なりませんが、吉田愛選手のオリンピックでの勝利に対しても熱が入ります。吉田雄悟自身も、2012年のロンドンオリンピックにおいて、セーリング男子470級に出場したからです。吉田夫妻にとってセーリングとは、人生の大部分を占めるものなのです。

 

ソフトバンク・チーム・ジャパンに加入し、1月にバミューダに移住して以来、吉田雄悟は週6日に及ぶ厳しいトレーニングに励んできました。一方で妻の吉田愛選手は、日本でオリンピックに向けたトレーニングを行い、しばらく夫婦離れ離れの生活が続いていました。チームが夏休みを迎えたこの機会に、吉田雄悟はリオに向かい、夫婦二人で過ごすことにしたのです。

 

 「ポーツマス大会の後、チームは約2週間の休みに入りました。リオデジャネイロオリンピックに参加する妻に会うため、私はイギリスから直接リオに向かいました。妻が普段参加しているレガッタのような気持ちで落ち着いてレースができるよう、私も普段と同じように時を過ごしたいと思いました」(吉田雄悟)

 

リオでの夏休みを終えた吉田雄悟は、バミューダに戻りこれまでと同様のハードな毎日を過ごしています。トレーニングや、パフォーマンス分析、練習艇であるAC45Sでのセーリングなど、チームとしての活動は一日12時間にも及びます。日本のアメリカズカップ初優勝に向けて、突き進んでいます。

 

吉田雄悟はオリンピックへの夢を一旦諦め、昨年の11月に行われた新メンバー選考会を通して、見事ソフトバンク・チーム・ジャパンのメンバーとなった経緯があります。過去はあまり振り返りませんが、オリンピックとアメリカズカップの違いについて思いを馳せます。 

 

「アメリカズカップもオリンピックも、それぞれの良さがあると思います。風を使ってセーリングすることに変わりありませんが、オリンピックでは、フリートレースで勝つための戦略を駆使してレースを組み立てていく所に魅力を感じています。ちょうど、ルイ・ヴィトン・アメリカズカップ・ワールドシリーズの試合と似たような所があります」

 

オリンピックが終わると、吉田愛選手はバミューダに移住する予定です。次は、妻が、2017年のアメリカズカップ本戦に向けて挑戦する夫を応援する番です。

 

「アスリートとしてこれまでもそうだったように、今はお互いに目指すべき所があります。別々に暮らしていても、SkypeやFaceTimeといった手段もあり、あまり離れていると感じにくいのかもしれません。私達は何よりもコミュニケーションを一番大切にしています。 オリンピックが終わって落ち着いたら、きっとバミューダに来てくれるでしょう」(吉田雄悟)