福岡大会開幕!

2017年に英領バミューダ諸島で行われる世界最高峰のヨットレース、第35回アメリカズカップの予選シリーズである「ルイ・ヴィトン・アメリカズカップ・ワールドシリーズ」(以下「LVACWS」)の第9戦福岡大会が2016年11月18日に開幕しました。LVACWSは全6チームで争われ、18日がトライアル(練習)レース、19~20日が本番レースです。

前日にトライアルレース3本、予備レース1本を終え、19日、ついにLVACWSの第9戦福岡大会の本番レースがスタートしました。
海上の観覧艇は170艇、陸上の観客は6,000人を超え、世紀のイベントの目撃者になろうと、地行浜(じぎょうはま)のビーチも、海上も熱いボルテージに包まれました。心配された雨も朝には上がり、午前中は風が弱かったものの、レースが開始される午後1時には西風が吹き込みました。

第1レースは予定通り午後1時にスタート。昨日のトライアルレースでは、第1マークに対して、風下ながら最短距離となる内側を狙ったシーンが多かったソフトバンク・チーム・ジャパンですが、この日はスタートラインの中央から、風下艇、風上艇をけん制しながらスタートを決めるシーンが目立ちました。お家芸のロケットスタートで、3レースともに、良い位置から最高のスタートを決めます。艇速は24ノット(約45km/h)を超えるシーンがあり、フォイリングを見せながら各チームが博多湾を走り抜けます。第1レースで5位に甘んじたソフトバンク・チーム・ジャパンでしたが、第2レースでは本領を発揮。スタートで半艇身以上の差をつけたロケットスタートを決めて第1マークを回航します。後続を一気に引き離し、このレースを支配。他を寄せ付けない圧倒的な走りでトップフィニッシュを決めました。トップでマークを回航するたびに地行浜で湧き上がる声援は徐々にヒートアップし、フィニッシュの瞬間には、地行浜が大歓声で包まれました。

第3レースも良いスタートを切り、2位をキープして絶好の走りを見せたソフトバンク・チーム・ジャパンでしたが、最初の風上ゲートを回航し、コードゼロ(前側に上げる三枚目の帆)にトラブルが発生します。徐々に順位を下げ、風下ゲートで5位にまで順位を落としてしまいます。最終的にはアルテミス・レーシング(スウェーデン)と同着の5位(記録上は僅差で6位)でフィニッシュとなってしまいました。ソフトバンク・チーム・ジャパンは本番レース初日は総合5位。本番レース2日目となる明日は得点が二倍になるスーパーサンデーです。
明日のソフトバンク・チーム・ジャパンの活躍に期待しましょう。

■早福(そうふく)和彦総監督兼選手のコメント
「良い海面で気持ちよく走ることができました。孫(正義)さんが見てくださっている前で走れたことをうれしく思います。1位になった2レース目のフィニッシュでは、観客の皆さんの大きな声援が届き、感無量でした。3レース目は、コードゼロのハリヤード(帆を引き上げる索具)のトラブルで風下へのレグでスピードを落としてしまい残念でした。明日も頑張ります」

■ディーン・バーカー艇長のコメント
「良い日でした。最後のレースでギアトラブルが発生するまでは、良いレースができていました。第2レースはとてもうれしかったです。チームは良いセーリングができていますので、ポジティブな気持ちで明日のレースに臨めます。頑張って良い結果を残します」

■吉田雄悟選手のコメント
「総合5位と、少しへこんでいますが、ソフトバンク・チーム・ジャパンは、得点が二倍になる2日目に強いチームです。皆さんに福岡に足を運んでいただき、今日以上の応援をお願いいたします」