2017年始動

© Matt Knighton

いよいよアメリカズカップ本戦が開催される2017年となりました。125日後には、アルテミス・レーシング(スウェーデン)との戦いで、ソフトバンク・チーム・ジャパンにとってのアメリカズカップ・クオリファイアーズが幕を開けます。日本が15年ぶりに挑戦するアメリカズカップイベントに向けた興奮も最高潮に達します。

2週間の冬休みを終えて、1月2日にバミューダに戻ってきたチームメンバー。これから始まるハードなトレーニングに備え、多くの選手たちが母国に帰り、家族とのひと時を過ごしました。
 
一方でチームの重要なメンバーはバミューダに残りました。そう、新しいレース艇であるアメリカズカップ・クラス(ACC)艇です。

新艇は11月にバミューダに運び込まれました。チームはAC45S艇でのトレーニングを進めると同時に、新しい50フィートのハルの改良を進めてきました。

ソフトバンク・チーム・ジャパンのCEO兼、スキッパーであるディーン・バーカーは、
「ACC艇の開発は順調に進んでいます。これからの半年間に備え、チームは2週間の休息をとりました。みな、2月中旬に予定されている新しい艇のローンチをとても楽しみにしています」 と述べます。

新しい艇へボードコントロールシステムやコンピューターなどをインストールする時間をできるだけ多く確保するため、ショアチームと開発チームは1月3日より活動を始めました。

さらにチームには、ダガーボードのデザインを決定するという大変重要なことも待っています。アメリカズカップのレースにおいて、船体を海面に浮き上がらせる大事な役目を担う部分の角度や形を決めなければなりません。

どのチームも同じ形状のダガーボードを使用した、ワンデザインの艇で開催されたルイ・ヴィトン・アメリカズカップ・ワールドシリーズと異なり、第35回のアメリカズカップのプロトコルでは、各チーム独自のダガーボードを4つまで製造することが認められています。

アメリカズカップ・クオリファイヤーズまで約4ヶ月の今、日々のセーリングの中で蓄積されたデータや身につけた技術など一つ一つが大変重要な意味を持つのです。

1月13日に2017年初のセーリングを行ったソフトバンク・チーム・ジャパン。今後はここバミューダで、オラクル・チーム・USA、アルテミス・レーシング、更に新たにバミューダに移動してきたランド・ローバー・BARと共に、練習試合を行っていきます。

「この地に4つのチームが揃って嬉しいです。4チームとも同時に海上に出た日はまだそんなに多くはないですが、海上が賑わいます!4つの艇が揃って30ノットを超える速度でセーリングをすることは実に素晴らしく、今後2週間かけて練習試合を行うのを心待ちにしています」(バーカー)

※1月18日から2月6日にかけて、バミューダ、グレートサウンド湾での練習試合が実施される予定です。(天候による変更あり)。